リバティー島から、およそ900メートルほど離れたところにエリス島がある。
移民の島として知られる島だ。
移民船に乗ってきた人々は、まずこのエリス島に上陸し、入国の手続きを済まさなければならなかった。
この島に移民局ができたのは1892年。それから、1954年に閉鎖されるまでのおよそ60年間に、1700万人の移民がここから入国し、アメリカ各地へ散っていった。現在のアメリカ人の40パーセントにあたる人の祖先は、このエリス島から入国したといわれているのだそうだ。
移民館は現在、博物館になっている。
博物館の中には、移民の人の写真が展示されていた。
様々な国の人の姿が写されている。
着物姿の日本人もいた。子どもの姿も移っている。
両替をしたときの日本の紙幣、硬貨も残されていた。
この日本から来た人は、どんな夢や希望を抱いてやってきたのだろうか。アメリカではどんな生活を送ったのだろうか。大戦も経験したのだろうか。幸せにすごしていたのだろうか。
いろんなことが気になりました。 |
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